いろ紙
TVSとはインドのバイクメーカーです。ピンクの馬がロゴマーク。
インドをバイクで一周したのですが、ボロバイクを掴まされ旅の前半は比喩ではなくほんとに毎日バイク屋に駆け込んでました。はじめは経験が浅く無知な為、とにかくぼられました。壊れてもないし直しもしない箇所の修理代まで請求されたり必要以上の日数預けさせられたりといいカモでした。
そんなわけでその場しのぎの修理しかして貰えなかったのでポンコツにポンコツを重ねて遂にエンジン停止。今回は今までの比じゃないくらい重症っぽい。いよいよリタイアかというタイミングで超絶技巧のスーパーメカニックに出会いました。全身黒づくめ、笑顔一つ見せない、ほぼ無言、とにかくずーっとバイクをいじってる。めちゃくちゃストイックな変人です。2日掛かりでエンジンが掛かった時、顔は見えなかったのですが「あっ!笑った!」と背中越しに分かりました。ゾクッとした瞬間です。ほかのスタッフたちはとても気さくで人懐っこく、ご飯をおごってくれたり、遊びに誘ってくれたりと色々と元気づけてくれました。ここでお世話になってからエンジン周りでバイク屋に駆け込むことはなくなり、無事旅を終えることができました。その時のお礼の手紙になにか日本っぽいものをということで添えた折り紙です。本来は立ち姿の「馬」を改良したオリジナルの折り紙になります。
バイクといっても原チャリでした。給油口がシートの下にあるので毎回荷物を積み直すのが本当に面倒くさい。こいつでだいたい一日80~200キロ程移動してました。